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野球場の広さや形は違っていい



日本で野球を観戦すると、扇形のスタジアムが多いため、球場の形は左右対称でなければいけないと思われるかもしれませんが、実際には一定の広さがあれば形は自由に決められます。最近では、テレビなどでメジャーリーグの試合を観る機会も増え、様々な特徴のある野球場を目にすることが増えましたが、実は日本でも様々な形の球場があるのです。

日本で一般的な扇形球場

日本で一般的な扇形球場

アメリカでは、野球場を造る土地が、基本的に四角く区画されていることが多いため、グラウンドも四角形になるのが一般的でした。しかし観客が多くなり、センター方向を切り詰めてダイヤモンド型の五角形の球場ができると、次に観客の観やすさなどを考慮して外野フェンスを曲線にした扇形の球場ができました。日本でも初めは四角形の球場が多かったのですが、大正末期から扇形を手本にして、阪神甲子園球場明治神宮野球場専用球場が造られました。

多目的に活用される円形球場

多目的に活用される円形球場

1960~1970年代にかけて、アメリカではフットボールとの兼用スタジアムが流行しました。1965年には、世界初のドーム球場であるアストロドームが誕生します。1966年からは人工芝が採用され、各地に広まりました。日本でも1970年代後半に人工芝の敷設された野球場ができると、1978年に野球以外のイベント開催に対応する横浜スタジアムが建設されました。その後も、千葉マリンスタジアムや、大阪ドームナゴヤドームなど、多目的スタジアムが建設されました。多目的スタジアムでは、コンサートなどのイベント開催が考慮されているため、グラウンドを囲む観客席が円形になっており、座席が中心に向かっているのが特徴となっています。また円形のグラウンドでは、必然的にファウルゾーンが広くなるため、可動式のスタンドなどを利用して、このゾーンを有効に使うことが求められます。また多目的に活用するためには、スタジアムの形に制限ができ、画一的な造りとなりがちだったため、どこか似たり寄ったりな「金太郎あめのようなスタジアム」という意味で、「クッキーカッター・スタジアム」と呼ばれるようになりました。

レトロ回帰が進む新古典派球場

レトロ回帰が進む新古典派球場

クッキーカッター・スタジアムと呼ばれる、近代的な円形兼用球場は、広いファウルゾーンや高めのスタンド、左右対称なグラウンド形状、特徴のなさなどが、徐々に不評を買うようになります。そんな中、1982年に開場したオリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズでは、レトロ回帰をコンセプトに造られ、レンガと鉄骨を組み合わせた外観と、左右非対称なグラウンドなど、クラシックな野球場の特徴を取り入れました。この「新古典主義」のスタジアムは、野球ファンに好まれて、オリオールズの観客動員は前年より100万人増を記録し、これに倣って各地で新球場が造られました。日本でも多目的なスタジアムが建設されるなかで、グリーンスタジアム神戸などでメジャーリーグのボールパークを参考にした設備が取り入れられ、2009年には新規の野球場として、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島が、新古典派のボールパークのコンセプトに影響を受けて建設されています。これから新たに球場が造られるときには、個性的で一度行ってみたい気持ちにさせてくれる球場が誕生するかもしれません。