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野球場のフィールドの種類



野球場のフィールドは、土の部分と芝の部分があります。プロ野球が行なわれる球場では、外野は芝で、内野は土の場合と、芝が敷かれている場合があるのですが、この芝も、天然芝と人工芝があるのです。フィールドの舗装には、どんな特徴があるのでしょうか。

野球場の基本は天然芝

野球場の基本は天然芝

野球場の舗装は、元々内外野に天然芝が敷かれていて、選手の動きが激しいマウンドとベース周り、ベース間だけが、芝の管理が難しいために土になっていました。天然芝のフィールドは、適度なクッション性があり、選手が安全に思い切ったプレーできるという特徴があります。近年、メジャーリーグでは屋外球場が見直され、多くのスタジアムで天然芝のフィールドが採用されるようになりました。日本でも2009年にオープンしたMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島では、内外野に天然芝を敷いたスタジアムとなっています。ただし、水まきの手間や、傷みが激しくなった場合の張り替えなど、手入れや費用がかかるため、大規模な球場以外ではプレーが激しく傷みやすい内野にまで、天然芝を敷くのは難しいのが現状のようです。プロ野球で使われる球場では、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島とほっともっとフィールド神戸の2球場だけとなっています。

研究開発の進む人工芝

研究開発の進む人工芝

世界初の人工芝は、世界初のドーム球場であるアストロドームで1965年に導入されました。光を通さない屋根付きの球場で、天然芝が育たないことから開発されました。日本では1976年に後楽園球場で人工芝が敷設されると、人工芝は維持管理が簡単で、耐久性があるので、フィールドを多目的に利用する横浜スタジアムなどでも採用されました。しかし、この頃の人工芝は芝の目が短く、コンクリートの上に敷くとクッション性が少ないため、選手の足腰に負担がかかることが指摘されるようになります。するとメジャーリーグでは、球場のレトロ回帰の流れと相まって、天然芝の球場が主流となっていき、現在ではメジャーリーグの本拠地で人工芝の球場は、2球場だけとなっています。日本の球場は、多目的性などが求められることや、雨が多い気候条件からドーム球場の建設が進み、人工芝の球場が次々に建設されました。2000年にアメリカのトロピカーナ・フィールドで、芝目を5~6cmにまで長くしたロングパイル人工芝が導入されると、2002年には東京ドームでもロングパイル人工芝を採用しています。これ以降も、人工芝の改良は急速に進み、ゴムチップや砂などを敷き詰めることでクッション性を高めるなど、身体への負担の軽いものが開発されています。

こだわりのクレイ舗装

こだわりのクレイ舗装

野球場のフィールドには、マウンドやベース周りなど、土の部分もあります。土の舗装をクレイ舗装と呼ぶのですが、クレイ舗装がされるのは、激しいプレーが行なわれる場所なので、適度な滑りやクッション性が求められます。球場では、黒っぽい土で舗装されているのをよく見るのではないでしょうか。この黒土は適度な保水性と排水性を両立させ、クッション性もあるという特徴があり、よく採用されています。また、赤っぽい土で舗装されている球場を見ることもあると思います。これはアンツーカ舗装と呼ばれ、当初はレンガを砕いたものでした。元々はテニスコートで使われており、テニスの四大大会のひとつ、全豪オープンではアンツーカ舗装されたコートで試合が行なわれています。現在は、粘度の高い赤土に薬品を加えて焼成したものが使われ、水はけの良さと土質が均一なことが特徴です。野球場では、土ひとつとっても、適切なものを選んで採用しているのです。