野球情報
プロ野球チームの本拠地「横浜スタジアム」
大都市横浜の真ん中にある横浜スタジアムは、プロ野球の横浜DeNAベイスターズの本拠地球場です。横浜スタジアムでは、神奈川県の高校、大学野球などのアマチュア野球の他、アメリカンフットボールの試合が行なわれることもあり、多目的スタジアムとなっています。
この場所でアメリカのスターもプレーした

横浜スタジアムの歴史は、1874年の居留外国人のための、クリケット・グラウンド着工にさかのぼります。1929年に関東大震災復興事業のひとつで、横浜公園球場として開場すると、1934年、メジャーリーグの伝説的な選手である、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリック擁するアメリカ大リーグオールスターが来日し、全日本チームと試合をしました。横浜スタジアムの外野スタンドには、このことを記念して、ベーブ・ルースとルー・ゲーリックのレリーフが飾られています。戦後、横浜公園球場はアメリカ軍に接収され、ゲーリック球場と改名されました。その状況下で、日本で初めての夜間照明設備が完成し、1948年の8月には読売ジャイアンツ対中日ドラゴンズのプロ野球として初めてのナイトゲームが行なわれました。その後、横浜市に返還されて横浜平和球場と改名されたこの球場は、老朽化により再建が決まります。そして、川崎球場を本拠地としていた大洋ホエールズ(現在の横浜DeNAベイスターズ)が、移転することになったのです。1978年に様々なイベントが開催される、多目的スタジアムに生まれ変わり、名称を横浜スタジアムとして新たな歴史を刻み始めたのです。
野球をきっかけにした地域のランドマークに

横浜スタジアムでは、野球をきっかけにコミュニケーションを育む「コミュニティーボールパーク化構想」を掲げ、様々な取り組みを行なっています。1、3塁のファウルゾーンに選手の迫力のプレーを目の前で観られるエキサイティングシートや、3~5人がゆったりと座れるBOXシートを設置したり、コンコースには横浜DeNAベイスターズの球団フラッグなどを掲げて雰囲気を盛り上げています。また1塁側のコンコースには、展示スペースとして、横浜DeNAベイスターズの歴史を1950年の大洋ホエールズ時代から写真やフラッグなどで展示演出しています。
また飲食ブースも拡張され、新規店舗も4店舗増えて充実しています。横浜スタジアムでは、かき氷の上に缶詰のみかんをのせ、みかんの缶詰のシロップをかけた「みかん氷」が名物となっていて、真夏のデーゲームなどでは行列ができるほどの人気です。2007年からは「パイナップル氷」が発売され、新たな名物となっています。新しくなった飲食ブースで、ぜひお試し下さい。
都市の真ん中でアクセスは抜群

横浜スタジアムは、横浜の都心部にあり、公共交通機関でのアクセスは抜群です。ただし横浜スタジアムには駐車場はないので、車で来場する場合には周辺の民間駐車場を利用することになります。横浜スタジアムからは、中華街や山下公園などが近く、コインパーキングなどは少なくないですが、横浜スタジアムの観客だけが利用するわけではないので、なるべくなら公共交通機関を利用する方がいいでしょう。